応援することに疲れた話

ただ気持ちを残しておきたいと思っただけなのでかなり偏った意見になっております。ご了承ください。

 

 

 

 

 

私が松本担になったのは王道中の王道、2005年花より男子からだった。

 

 

 

 

姉がジャニオタだったからFCに入るのも抵抗なかったし、好きになったからには、限界まで突っ走るぞという気持ちで松本くんを追いかける日々が始まった。

 

 

 

 

シングルが発表されればその日に予約に行き、映画の前売りに並び、雑誌の表紙になれば買い漁り、家電・携帯・ゲーム・ビール・車のパンフレット集めに必死になった。

 

 

ほぼ毎日のようにTVに出てたしすべてチェックするだけでも大変だった。

 

 

 

それでもその大変さがなんか楽しかったし、毎日松本くんをTVで見られるだけで幸せだった。

 

 

 

 

 

 

そんな気持ちが変わったのが

2011年松本くん主演舞台『あゝ荒野』

 

松本くんが客席通路に降りて演技する場面があったのだが、ボクサー姿の松本くんが私の真横に来てくれた。上裸で汗だくの松本くんが私の隣で長めのセリフを喋っていた。

 

もちろん位置は最初から決まっててたまたま私がそこの席だったのは分かっているが、その松本くんを見た時 

 

 

私はこの瞬間のために今まで応援してきたんだ  

 

 

と思った。

 

 

 

私が応援してきたことへの対価としての演出ではないのにそういう風に思ってしまった。

 

 

 

純粋に相手を想って応援するということから少しずつズレてしまっていたんだなと今なら分かる。

 

 

この時点でもうTVや雑誌で見るだけじゃ足りなくて、会えなきゃ応援する意味がないと思っていた。

 

 

 

 

 

 

そして2012年のPopcornで初めてスタンド最前というものを経験した。

 

チケットが当たるだけで凄いと言われる国民的アイドルの嵐が目の前で歌って踊り、ファンサをくれた。

 

 

この1年はこの瞬間の為にあったと思った。

また対価を貰った気持ちになった。

 

 

 

 

その後もアリーナ最前や番協、お見送りの握手など沢山会える機会に恵まれた。

 

 

有り難く不思議なことにツアーでは毎年より良い席になっていった。

本当に有難いことなのは分かっているが、年を重ねるたびに物足りなくなっていった。

 

 

 

歌って踊っている姿を見れれば良かったはずなのにもう応援する目的が変わっていた。

 

 

 

 

そして2016年Japonism Show  in ARENA

アリーナブロック最前で地方のアリーナだからドームとは比べ物にならないくらいに近かった

 

 

あゝ荒野で見た時くらい目の前にいたし

今までの比じゃない量のファンサを貰った

 

沢山のファンサを貰いながら心の中で突然

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までの全てはこの瞬間の為にあったんだ

 

もういいかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と思った。

 

 

 

 

 

 

今まで張っていた糸が切れたように

私はもう頑張れないと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

この先これ以上の対価を貰える自信がないし、この日を超えられなかったらと思うと怖かった。

 

 

今更天井席に入っても楽しめる自信もないし

ドームの広さでこれ以上の幸せがあると思えない。

 

そしたらこの先何を求めて応援したらいいのか、モチベーションはどこにあるのか分からなくなった。

 

 

 

そもそも応援することに対して見返りを求めているのがおかしいことは分かっている。

 

 

でも私はその方法でしか応援できなかった。

 

 

 

いつからかCD.DVD.雑誌は全て買い、ファンだと言う以上知らないことがあってはならないと情報を集めるのに必死になり、会いに行ってファンサを貰わなければ意味がないと思っていた。

 

 

 

 

ただ好きというだけなのに応援することの全てが義務になってた。

 

 

 

 

自分より良席に入りファンサを貰ってる人もいるし、お金を積める人もいる。色んな人がいて当たり前なのにその人達と比べて苦しくなったり、自分ももっとお金を使わなきゃと焦ったりもした。

 

そんなことばかり考えてたら

 

 

応援することに疲れてしまった。

 

 

 

 

 

 

もっと上手に応援できてたら良かったなと思うけれど、応援してきた約10年に後悔はない。

 

 

 

全てが私の青春だった。

 

 

楽しいことも辛いことも全部嵐のおかげだし

同じ時代に生きることが出来て

少しでも同じ時間を共有出来たことが嬉しい。

 

 

 

 

もちろん嫌いになった訳ではないから

この先は周りと比べずに自分が思うように応援できたらいいなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

松本くん沢山の幸せをありがとう

 

 

 

 

 

 

 

いつまでも松本くんの未来が明るいものでありますように